第3章 再会と再開
「貴様は何者だっ!!」
「はっ!シガンシナ区出身、ミユ・アトカーシャです!!」
「何故訓練兵に志願した!?」
「自分の信じる道、それが訓練兵だからです!!」
「ほぉ…。立派なものだな。だがそんな甘い考えで訓練兵が勤まると思うな!!そんな奴は真っ先に巨人の餌だ!!」
「…はっ!!」
訓練は過酷なものだった。
立体起動の訓練を初め、格闘術や座学を学び、体力面だけでなく精神面も必要となった。
訓練に耐えられなくなった者や、怪我をした者は容赦なく開拓地行きだった…。
訓練は3年にも及んだ。
同期が何人も開拓地行きになったが、私はその中に残り
3年間の訓練を終えた。
(訓練兵を卒業したら、あの場所に行こう…!)