第6章 専属と配属
私とハンジ分隊長が到着したときには、調査兵団の大部分の人達が集まっていた。
「じゃあ私はエルヴィン達と合流するね。」
「はいっ!色々ありがとうございました。」
私はハンジ分隊長と別れ、同期達のもとに向かった。
「ミユ、またお前はギリギリだな。」
「ごめんごめん、ちょっと取り込んでて…。」
「まぁいいけど…。今回俺達が収集された理由知ってるか?」
「うーん…詳しくは知らないけど、調査兵団に関わることなんでしょ?」
「ああ、どうも新しい階級が出来るみたいだな。」
「新しい階級??それって…」
「君達が集まってもらったのは他でもない!!我々調査兵団にとって重大な報告があるからだ!!」
私達の話と共に、エルヴィン団長の話が始まった。
「今回君達に集まってもらったのは、我々調査兵団の組織編成についてだ。新しい階級が加わることになった。」
エルヴィン団長の言葉に辺りが一瞬ざわついた。
(新しい階級…)
「これは王都でも決定したことだ。その新しい階級は…」
辺りは静寂に包まれる。
(………。)
「…リヴァイの専属精鋭だ。」
「!!!!」
エルヴィン団長の一言によって静寂から動揺に変わっていった。
(リヴァイ兵長の専属精鋭って…マジかよ。)
(…でも俺達新兵には関係ないだろ。なぁ、ミユ。)
(…リヴァイ兵長専属精鋭…いいなぁ。)