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進撃の巨人~自由という名の翼~

第4章 想いと思い


ーリヴァイsideー

解散式が終わった後、俺達はある部屋に収集された。

「ねぇ、リヴァイ。ちょっと聞きたいことがあるんだけど。」
「…何だ…?」

ハンジからの問いに俺は嫌な予感がした。

「解散式が終わった後、新兵に話しかけてたでしょ?あの子誰!?リヴァイの何!!?」
「……。」

予感は的中した。
(…ちっ…面倒くせぇな。)
ハンジは目を輝かせながら執拗に迫ってくる。

「お前には関係ない。」
「何それー!逆に怪しい。もしかして…リヴァイ一目惚れとか!?」

「…クソ眼鏡…削がれたいか…?」
「わーッ!!ごめんリヴァイ。エルヴィン助けてー!」
「ハンジ。それぐらいにしておけ。」

エルヴィンの一言によって奇行種(ハンジ)はおとなしくなった。

「今期の成績上位者は、我々調査兵団を志望する者が多くて頼もしい限りだ。」
「…そうだね。新兵に巨人について熱く語らなきゃ!!!」
意気込むハンジを俺とミケは冷めた目で見つめた。


「しかし…リヴァイが自分から話しかけるのは珍しいな。」
「!!!…エルヴィン、てめぇ…。」

エルヴィンの予想外の言葉に、また目を輝かせる者がいた。

「やっぱり!!エルヴィンも気になるよねぇ、リヴァイの恋路。…もしかしてミケも!?」

俺はミケに視線を移す。口元が微かだか動いたのが分かった。

(…味方がいねぇな。)
俺はこいつらの質問攻めから逃れるように部屋を後にする。

「リヴァイ!!何処に行っても私からは逃げられないよ!?」
「……?」




ハンジの言葉を無視し、俺は部屋を出た。











(…どういう意味だ?)
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