第3章 再会と再開
「…おい…。」
私達は、反射的に声がする方を向いた。
「「「!!!!」」」
「リヴァイ兵長!?どうかされたんですか!?」
(おいっ!何で新兵の俺らにリヴァイ兵長が話しかけて来るんだよ!?)
(知らないわよ!!)
(ミユに話しかけてるみたいだな…。あいつ何かしたのか?)
「…本当に調査兵団に入ったんだな。」
「…はいっ!!もちろんです。」
「そうか…まあせいぜい巨人の餌にならないように、死なねぇ戦略立てるんだな。」
それだけ言うとリヴァイ兵長は去って行った。
その言葉は…
冷たく思えたが、何処か優しさも感じさせる言葉だった。
「びっくりした…。お前、いつの間にリヴァイ兵長と知り合いになってたんだよ。」
「ホントホント!!いきなりだったし。」
「人類最強…やっぱ怖ぇな…」
「そんことないと思うけど…」
「じゃあ教えてくれよ。」
「それは…」
先程のリヴァイ兵長との会話を思い出す。
決して優しい言葉などかけられてはいなかったが、私にとっては十分すぎる優しさに感じられた…。
(…やっぱり内緒!)
(((感じ悪っ!!!)