第8章 アルミン いつの日かの約束
シャロン「私が…班長?」
アルミン「そうだよ、班を増やす為にシャロンも班長になってほしいんだ」
シャロン「わかった。任せてよ」
とうとう今班長にまでなってしまった
壁外遠征は一ヶ月後
私の班には新兵が入るそうだ
アルミン「本当は僕の班に置いておきたいんだけど…」
シャロン「もうそればっかり、私だって強いから大丈夫よ」
エレン「本当、アルミンはシャロン馬鹿だからな~」
アルミン「な!?そんな事ないよ!」
アハハッと笑う私とエレンに顔を赤くさせて反論をする
アルミンの過保護ぶりには団長も頭を抱える程だ
ハンジさん達によくからかわれるて恥ずかしいけど…やっぱり大事にされていると思うと嬉しい
シャロン「さぁーてと、新兵君達を見に行きますかなっ!」
絶対に新兵達は死なせないんだから!
第100回、壁外調査が開始された
私とアルミンの考えた陣形のお陰もあり、私達の故郷シガンシナ地区を超え初めて本当の壁外に出る
シャロン「これが壁外…すごいなぁ」
廃墟なんてない綺麗な地平線
…ときどき影みたいなのが見えるのは嫌だ
新兵A「前方より10m級2体出現!!」
シャロン「私が行く。君は馬を頼んだよ」
A「はっ!!ご武運を!」
平地での立体機動は相変わらず不利だが兵長直伝のやり方で二体同時に首を跳ね飛ばす
女性兵士とは思えない強さからついたあだ名が『アルテミス』
狩猟の女神の名前だ
B「す、すげぇ…一瞬で仕留めた」
シャロン「気は抜いちゃだめだよ、命とりになる…今回は私が基本的に削ぐけどできるだけ援護をお願いしたいな」
B「はい!!」
C「後方より10m級2体!!15m級3体接近!!班長どうしますか!」
シャロン「5体か…三人で10m級を1体倒して。残りは私がやる」
…それにしても私達の所は危険だとはいえ遭遇しすぎだ
方向転換を促そう
パシュウッと勢いをつけて緑の煙弾が巨人が来る方向とは逆向きに発射される
シャロン「さて、行きますか」
そう思ったときだった
A「うわああああああ!!」