第4章 アルミン 海
自分でもちょっと恥ずかしいセリフを言うと彼女の顔は文字通り真っ赤になった
シャロン「な、なんでそんな恥ずかしい事言えるの!?」
真っ赤になりながら訴える彼女
残念ながら全くと言っていい程説得力がない
アルミン「それで氷の大地、炎の水、砂の雪原…海って所にも皆で行こう」
小さい頃からの夢
壁の外には見た事もないようなものばっかりだと聞いた
皆で喜び合いたい
シャロン「だめ」
アルミン「どうして?」
彼女も確か外の世界を夢見て調査兵団に入団したと聞いたのにな
すると彼女は思いもよらない事を言った
シャロン「だってふ、二人で行きたいもん……」
もごもごと恥ずかしそうに言う姿がとても可愛らしい
僕の中にもあったのかわからないが、加虐心に駆られた
アルミン「ごめんよく聞こえなかった。もう一回言って?」
シャロン「絶対聞こえた!」
アルミン「聞こえなかったんだってば」
しばらく押し問答が続き、とうとう彼女が折れた
シャロン「あ、あと一回しか言わないからね!?絶対だよ!?」
アルミン「うん、お願い」
また顔を真っ赤にしてつぶやくんだろうなーと思っていた
シャロン「ふ…二人で外の世界回りたいの!!エレン達は一緒じゃ嫌!!」
そう叫んで僕の目の前に思いきり顔を近づけてきた
チュッと小さなリップ音が聞こえて我に返る時にはもう遅かった