第4章 アルミン 海
シーン…とあんなに騒がしかった食堂が一気に静まる
アルミン「シャロン…?ここまでしなくてもわかるって…」
シャロン「仕返しだもん」
彼女の顔はさっきよりもっと真っ赤だった
おそらく僕も同じだ
アルミン「…ありがと、シャロン」
そうつぶやくと花が咲いたように笑う彼女を見てまだ胸がときめくのを考えると、僕は相当彼女に依存しているのかもしれない
エレン「悪かったな、一緒じゃだめで」
シャロン「まだ覚えてたの?!」
ミカサ「私もエレンと行きたかった」
エレン「?一緒に行ってるじゃねぇか」
アルミン「もういいじゃんそんな事…見てみなよ、こんなに海が広がってるんだから!」
シャロン「うん、ホントに綺麗だね!!」
コニー「おーいお前等!!これ超しょっぺぇぞ!!塩だこれ!」
サシャ「この生き物…おいしそうですね…」
ジャン「おい誰か此奴等止めてくれよ」
シャロン「あはははっ!」
おじいちゃんから見せてもらった本の通りの景色
前よりもっと綺麗になったシャロン
アルミン「シャロン」
シャロン「なに?」
チュッと、あのときのお返しをする
アルミン「大好きだよ」