第7章 全力トド松ガールー〜トド松〜
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うちの末っ子は、長男であるおにーちゃんを差し置いて先に脱童貞したドライモンスターだ。
ったく、なんであいつに彼女が出来んだよ。付き合ったら俺の方がいっぱいエロいことしてあげるのに。女の喜びに目覚めさせてあげるのに。
あーなんか腹立つ。なーにが脱童貞だ。
女子ウケを意識せず、ネタで脱衣や脱糞してる四男を見習って欲しいもんだ。
なんやかんやあって、友達とメシ食う予定が無くなったけど、どーせすぐ帰っても、末弟が俺らの部屋でセックス・セックス・セックス!!だろうから、イヤミに構ってもらって夕飯頃家に帰った。
「ただいまー」
居間に行くと、カレーの匂いに混ざって女子特有のフェロモン?みたいのがプンプンしていた。万年発情期である俺の嗅覚を舐めてもらっては困る。
つまり、主ちゃんがうちで夕飯食ってた。
「おそ松おかえりー!おじゃましてます」
「おじゃまされちゃってまーす」
……甘い。空気が甘いよ。
いつも野郎で囲ってるちゃぶ台に主ちゃんが追加されただけで、なんでこんなに華やぐんだ!?これが、紅一点の力…!!
「はいどーぞ」
「どーも」
しかも席を立って母さんから俺のカレーを持ってきてくれた。「ニンジンも残さず食べてね」とかいちいち言ってきて、フェロモンと母性が見事に融合している。
事後に何事もなかったかのように振る舞う主ちゃん。きっと一時間前にはぐっちょんぐっちょんしまくってたクセに。
やべぇ。ギャップにエロスを感じる。エロい。兎にも角にもエロい。
いーなートドまつぅ〜。出来れば俺の初めても貰ってくんねーかな。無理ならせめておっぱい揉ませてくんねーかな。