第6章 さよなら14番〜カラ松〜
「こんなにいやらしいものを見せつけて。オレを誘ってるのか?厳罰に値する淫乱だな15番?」
尖りを激しく掻かれる度に、身体の奥に熱が集まる。耐えれば耐えるほど身体が松野看守を欲してしまう。
苦しいほどの快感に背中を反らせると、後ろから首筋をつつ…と舐め上げられる。
「ん…んぅ」
眉根を寄せて、懇願するように松野看守を見つめた。
「…いい顔をするじゃないか」
「っ!!」
手のひらで円を描くように愛撫される乳房。
胸の感度はどんどん昂ぶり、舌で尖りを弾かれると声を漏らしてしまった。
「んぅっ!」
松野看守は舌を尖らせ、硬く縮んだ先端をコロコロと転がす。
「ほら、見るんだ。自分が犯されているのを…」
顎を掴まれ胸に視線を落とせば、松野看守は舌を蠢かせながら挑発的な視線を私に突き刺した。私の反応を確かめるように、尖りをやんわりと噛んだり、音を立てて吸いついたり……目紛しい快楽を容赦なく与えてくる。
あまりの気持ちよさに快感が頂点に達しそうになると、唐突に胸から唇が離れた。
(あ……どう…して…)
松野看守は深くため息を吐くと、警棒で看守服の上から恥丘を撫でた。
「…っ!!」
「15番、なんだこれは?」
薄地の看守服は、うっすら愛液が滲んでしまっていた。
「15番よ。誰がここを濡らしていいと言った?」
執拗に恥丘を押され、その度に快感が全身に駆け巡る。
「フッ、こんなに汚してどうするんだ?囚人服はこれしか貸与出来ないというのに」
警棒が恥丘の溝を何度もなぞれば、いつしか粘着質な水音が聞こえ始めた。容赦無く続く警棒の愛撫に、私の下半身の蕾は膨らんで敏感になってしまっている。
「んんっ!んーーッ!」
羞恥で顔が紅くなる。イヤイヤと首を振れば、収まるどころか余計に愛撫は激しくなる。
「……可愛いぞ、15番。もっと乱れ狂え。オレだけの前で…」
警棒のストロークが速くなり、松野看守が絶頂へと私を導く。
「んぅ…んーっ!」
昇りつめ、脚にギュッと力を込めた——その時、
「ダメだ。逝くな」
甘い吐息で囁かれた。
けれど、私は命令に背き、絶頂の波にびくびくと身体を震わせてしまった。