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おそ松さん〜寝物語は君の隣で〜

第6章 さよなら14番〜カラ松〜



松野看守は囚人服の中に手を滑らせ、ブラジャーを乱暴に上にずらした。恥ずかしさに堪えきれず下を向けば、また警棒がそれを阻止する。


「オレを見ろ15番。罰として、これから君の何もかもオレの監視下におく。身も心もオレに捧げるんだ。いいな?」


睨みつけると、松野看守は含みのある笑みを浮かべ、舐めるように私の胸を眺めた。


「そうだな…。まずはここからお仕置きだ」


そう言うと、椅子の後ろに回り、やんわりと乳房に触れてきた。椅子越しに背中を抱きしめられる。


「今から君の全身はオレのものだ。よって、許可なく感じてはいけない。何をされても、だ」

(そ…んな…っ!)


耳元で紡がれる甘い声はまるで呪文のよう。
ダメだと思っていても、身体はその声に導かれ疼いてしまう。
細くて長い指先が、敏感な先端を避け、弾力を愉しむように乳房を揺らす。


(だめ…我慢しない、と…)


ずっと片思いしていた。

私は罪を犯した囚人。監獄内で虫ケラ同然に扱われてきた。

それなのに、いつも松野看守は優しくしてくれた。

心が荒みかけても、貴方の「信じてるぜ」に何度も救われた。

イタいポエムや、クソダサいドクロのバックルだって、みんなは馬鹿にしてるけど私は好きだった。

手鏡で自分の顔に酔っている隙に、14番くんに牢屋の鍵を奪われてるのすら愛しかった。


(憧れてた人にこんなことされて、感じない訳ないじゃない…)

「どうした?怖いのか?」


涙が勝手に溢れて頬を伝うと、妖艶な双眸が私を射抜き、ペロリと涙を舐めとる。


「……悪い子だ」


突然、胸の尖りをぎゅっと摘まれた。


「ん…んーっ!」

「触れてもないのにこんなに硬くして。オレの許可なく感じることは許さないと言っただろう?」


快感という暴力が私を襲う。グリグリと指が胸の頂を摘む度に下半身が熱くなっていく。


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