第4章 松奥〜F6十四松〜
わたしの腰に手を添えると、十四松様はゆっくり分身を押し当てた。
少しずつ…少しずつ、十四松様が入ってくる。
焦らされれば、ひとりでに腰が揺れて十四松様を誘い込む。
媚薬のせいなのか、飢えた身体はどうしようもなく十四松様を求めてしまう。
「せっかちな子猫ちゃんだね」
気づけば、わたしは目に涙を浮かべていた。
「は…やく、お願い…」
振り向きながら懇願した刹那、
「あ…あ…っ!!」
十四松様は、一気に奥まで腰を打ち付けた。
意識が一瞬途切れ、すぐさま呼び戻される。
貫かれた刹那痛みを伴ったものの、それを打ち消すほどの狂おしい快感がわたしを襲う。
「これが欲しかったんでしょ?」
腰がぶつかる乾いた音と、粘膜が擦れる卑猥な水音の中、数えきれないほどわたしは果てた。
「あぁーーっ!十四松さまぁっ!!」
「っ…!愛してるよ、主…っ!」
一つになれた喜びに、心と身体から愛が溢れ、蜜となって寝具を濡らす。
寝具はもう、二人の汗と蜜でぐしょぐしょになってしまっていた。
「わたしも…愛してます…っ!だからもっと、もっとくださいませ…っ!!」
「日の出の刻まで愛でてあげるよ、だから…」
覆い被さるように抱きしめられ、最奥を突かれると、
「主…ぼくの子種を、全部飲み込んで」
「あぁぁあーっ!!」
ドクンドクンと十四松様の分身が波打ち、熱情でわたしの中は満たされていった。
・・・