第4章 松奥〜F6十四松〜
「素直なのは嫌いじゃないよ」
「ひぁっ!!」
太腿を開かれ、花弁に優しく舌が這う。
くすぐったいのと気持ちいいのが混ざり合い、うわ言のようにあ、あ、と声が漏れてしまう。
尖った舌が肉壁を何度も擦り、快感の波に四肢がびくびくと揺れる。
「だめぇっ!あーーっ!」
思考を掻き消す波が押し寄せ、くたりと天井をあおぐ。
「あーぁ、沢山鳴いて、また明日怒られちゃうね?」
「…十四松様の…いじわる…」
「そんな可愛いこと言う子猫ちゃんは、毎晩いじめちゃうよ?」
くちゅ、と舌を引き抜き、十四松様はまたわたしをうつ伏せにし、腰を持ち上げた。
十四松様がお好きな体位は後背位なのだ。
「主、挿れるよ」
わたしは唇を噛み締めた。
どうしようもなく身体がほてって、十四松様が欲しくて欲しくてたまらなかった。