• テキストサイズ

おそ松さん〜寝物語は君の隣で〜

第4章 松奥〜F6十四松〜


——翌朝



「十四松、媚薬はどうでしたか?」


渡り廊下を歩いていたら、チョロ松兄さんと出くわした。


「うん、すっごいぐっちょんぐっちょんだったよ」

「そそそ、そうですか…それはよかった」


眼鏡をくいと上げてるけど、動揺を隠しきれていない。
兄さんもイケメンなんだから、早く女の子を知ればいいのにね。


「チョロも媚薬使って童貞を捨てたらどうかな?」

「い、いや、僕は…その」

「チョロ松様、十四松様、おはようございます」


昨晩の妖艶さなんて微塵も感じさせない、無垢な笑顔の主が、嬉しそうに挨拶してきた。


「チャオ、主」

「お、おはよう」


ちょっとイタズラしたくなっちゃった。

ぼくはチョロ松兄さんに聞こえるよう、主に大きめな声で耳打ちする。


「主、チョロがね、今度三人で夜伽を望んでいるよ」

「えぇっ!?」

「お、おまっ!?何言っちゃってんの!?て、すすすすみません主さん!私は別にアナルが嫌なわけではなく、三人だと前戯に集中出来かねるというかなんというか」

「さ、左様でございますか…」

「あははっ!チョロが呆けちゃった!」


主とぼくの子供、きっと可愛いんだろうな。

その日が来るのが待ち遠しいよ。

だから毎晩愛し合おう。

ね?主。








——完——
/ 175ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp