第3章 オレなりのドリームノベル〜カラ松〜
再び2人きりになり、目的地であったラブホテルのチェックインを済ます…………オレ。
シャワーで汗と共に1日の疲れを洗い流す…………オレ。
無垢なる白いシーツの上、生まれたままの姿で抱きしめ合う主と…………オレ。
もう2人には言葉なんていらない。
身体で愛を語り合うのさ。
「カラ松…私…」
「平気さ。リラックスして」
絹のような髪を手で掬い、漂う色香を吸い込めば、オレの思考の全領域は主で満たされる。
瞳を揺らめかせ、オレの微笑に酔いしれる主は、どうしようもなく甘美で、ラグジュアリーで、魔性を秘めており、つまるところセクシーだ。
恥じらい身じろぐ主の上に覆い被さる。
「動かないで…」
もう逃さない。
カラ松48奥義の1つ、「カラ松キッスエクスタシーシャワー」を主に浴びせる。
「ああんっ!!す、すごい蕩けちゃうぅっ!」
一体何をしているのかというと…。
ヒントを与えるならば"ねっとり"×100回といったところさ。
え?具体的な表現をしろ?
いいのか?エロ過ぎてそれだけでイク可能性もあるんだぜ?
こう…唇をだな、全身に雨が降るように……。
まぁ、あとは君のイマジネーションに任せよう。だって、今オレが抱いているのは紛れもなく主、君なのだから。
決して語彙力が無くて表現出来ない訳じゃあないんだ。
全てを知ってしまったら退屈だろ?
未知なる世界に夢を抱き、人は冒険をするんだ。
主が感じるままに、オレを感じてくれて…フッ、いいんだぜ?