第11章 リクエスト作品 ハニーに首ったけ〜カラ松〜
あぁ、マイハニー。愛でたい。触れたい。ヤリたい。
助けてくれ。
苦しい。
好きが溢れて止まらないんだ。
まいったぜ。ハニーといると、どうもマトモじゃいられない。
大事にしたい理性と全てを手に入れたい本能が、波のように押し寄せ酔ってしまいそうだ。
主という愛の海で彷徨う難破船……それが、オレ。
肩を抱き寄せ腕の中に閉じ込めれば、ハニーは「苦しい」ともがきながら無邪気に笑う。
その溢れるような笑顔は夕陽に照らされ、輝きを放っている。
あ、輝きというのはオーラのことだ。最近人のオーラが見えるように…え?いいからはやく話進めろ?はいすみません。
ああ、幸せだ。このまま地平線の彼方まで連れ去ってしまいたいぜ!地平線の彼方がどこなのか分からないがな!
よし、期待に応えて裏へスムーズに話を進めよう。
「アデュー!オレ達はこの後用があるんだ」
交差点に差し掛かり、ブラザー達に別れを告げて方向転換しようとすると、不意にトッティが立ち塞がった。
「はいストーーップ!」