第2章 脳内遊戯〜一松〜
せっかく1人になれたんだから、有意義な時間を過ごしたい。
(デートに備えて腹筋でもするか…)
ん?デート?おい、何だデートって?デートって何だよ!?よくよく考えたらおれはさっきからなんて単語を連発してんだ!!出かけるでいいだろ!?デートとか不純すぎるだろーが!!いやちょっと待て!よく考えたら出かけるもエロくない!?「出て」「かける」とかヤバくねー!?ナニが出てぶっかけるんだよ!!誰だよこの日本語作った日本人はよおぉぉぉお!!!!
…と、頭の中でナニかが爆発していたら、下半身がいつの間にか元気になっていた。
何これ。
完全におっ勃ってる。
おれこんなんで明日平気なの?あいつの顔見て顔射したら目も当てられないんですけど。いや、パンツ履いてれば顔射は免れるか…ってそーゆー問題じゃねぇっ!!おれのチンコ繊細すぎだろ!?
「出かける」で勃起するとか、これなんてオナニーだよ。文字にちなんでモジモジオナニーってか。
……っておれのバカァァア!!「モジモジ」とか余計エロい言葉思いついてどーすんだボケェェエ!!女子が敏感な〇〇を押さえて上目遣いでもじもじとか連想しちゃうだろクソがぁぁあっ!!
——てなわけで、興奮が収まりそうにないおれはシコることにした。