• テキストサイズ

おそ松さん〜寝物語は君の隣で〜

第9章 リクエスト作品 オレがオレであるために〜カラ松〜




◯月×日
今日は風が泣いていた。きっと古本屋に行ったのにカラ松ガールが休みだったせいだろう。


▲月▽日
3日連続で古本屋へ行った。カラ松ガールがいたがオレに気づくことなく黙々と本を陳列していた。真面目に業務をこなすワンダフルガールだ。華奢な腕で本を運ぶ姿はまるでヴィーナス!手伝いたかったがレジのおっさんがすごい形相で睨んできたので諦めた。フッ、ヤキモチ焼いたって彼女はオレの虜さ。何も買わずに帰るのもアレなので、なけなしのマネーで猫の写真集を購入。一松の喜ぶ顔が目に浮かぶ。


☆月★日
今日はハピネス!カラ松ガールと2人きりだった。オレの写真集を売りに行ったがプライスレスと判断され突き返された。オレの価値はマネーには変えられないらしい。しかし、シャイガールは業務以外の会話を一切してこないな。もう少し通えば心の扉をオープンザドアしてくれるだろうか?


✳︎月※日
傘をささず雨に濡れたカラ松レインで古本屋に行ったがおっさんに即追い出された。


♪月♡日
店に入るや否や、おっさんにハタキで顔をパタパタされて埃がインザノーズして帰った。



そんなこんなで、オレはひと月ほど毎日古本屋に通い、カラ松ガールと愛を育んでいった。




・・・



/ 175ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp