第4章 訓練と野球のお時間!
ガラッと教員室の扉を開ける。
「おはようございます、烏間さん」
「ああ、東尾さんおはよう」
いつも通り渋い顔の烏間先生。
「早速訓練の内容について確認したいんだが…本当に『対人用』でいいんだな。」
「はい」
私は素直に頷いた。
「殺せんせー用の暗殺は授業で、対人用の暗殺は訓練でお願いします」
「……ふむ。分かった」
「それに、『対人用』の訓練だって、殺せんせーの暗殺に役立つと思うんです。心理面だったり、そういう所で」
「確かにそうだな。では授業では一般生徒同様アイツの暗殺を、放課後は対人用訓練。いいな?」
「はい、ありがとうございます!」
こんな真面目な顔してても…後から来るビッチ先生には振り回されるのに、と思わず心の中で笑ってしまう。
千葉君と速水さんもまだこれからだし、愛美ちゃんとカルマ君もこれから。渚君と茅野ちゃんに関しては仲いいのにまだまだ…
思わず読者目線で考えてしまう。
(…ぜひともカップルがくっつく場面を見たい…)
そんなゲスなことを考えていると、
「……東尾さん、ぼーっとしているようだが…」
「……あ、すみません。えーと、武器についてですか?」
「そうだ、武器はアイツ用の武器をそのまま放課後にも…」
話は続く。
よし、私も頑張ろう。杉野くんや、渚君みたいに。