第4章 訓練と野球のお時間!
「……おはよう杉野くん渚君。…で、何してるの?」
早朝。私は烏間先生に訓練の内容といつからかを聞くために来ていた。
どうやら今日は暗殺の糸口を聞くべく教室に来るらしく…
そして早めにきた訳なのですが。
「っあああ!? あっ東尾さん! おはよう!」
「おはよう東尾さん」
ややビビリ気味の杉野くんに、笑って返す渚君。杉野くんは野球大好きな爽やか少年。黒髪美少女の神崎さん好き。
あんなコソコソ何やってるかと思ったら…先生の観察かな?
「毎朝校舎裏でのくつろぎがあいつの日課なんだ。マッハ20でハワイに寄って買ったドリンクと英字新聞で」
……これはもしかして…
「お前の情報通りだ、サンキュー渚!」
2話、野球の時間……
「暗殺するのか、頑張ってね!杉野くん!」
「うん、頑張って杉野。」
「じゃあまた後で結果教えてね〜!」
足早に遠ざかる。
百億円は俺のモノだ! という声が後ろから微かに聞こえる。
「……ふー、あぶなかった…」
この教室で生活していくとは決めたけど、私は帰る人。
物語のターニングポイントにはあまり関わらないようにしようと決めたのだ。
それに烏間先生も待ってるだろうし……
(教員室行こっと!)
2人の暗殺が見れないのは少し残念だけど、仕方ない。