第3章 第1話は諦めと共に。
「……前原くん…」
前原くんは明るい髪色、性格のイケメン。この間…というか転校初日に来た時睨まれてからあまり話していなかった、というか全力で避けてた。
「この間はごめんな、殺し屋だとかいって…それにもし殺し屋でも俺らだって先生狙ってるし、同じようなもんだ」
「あ、こちらこそ…前原くんすごく観察眼あるなって思ってたよ」
正直早速バレるかと思ったし…あの時。
「暗殺、成功させような」
ニッコリ笑った前原くん。
……奥田さん、確かにあなたの言う通り、前原くんは良い人だったよ。
「……うん、頑張ろ!」
私もニッコリ笑って返した。