第19章 球技大会は女のバトル。
「大丈夫だよ京香。皆でカバーするから」
とイケメグ。
イケメン……。
「お任せを片岡さん。ゴール率100%のボール射出器を製作しました」
律の笑顔にイケメグは困り顔で
「あ…いや、律はコートに出るにはちょーっと四角いかな…」
と笑った。
早速作戦板をだし、皆に説明するイケメグ。
イケメグの闘争力なら勝つのも夢ではないだろう。
……でも…。
私が出ることで結果がすごく変わったりしないかな。
確かマンガの結果だと僅差で負けたはず…なんだけど、すごい点差ついちゃうとか。
それは私出ない方が良いのでは……。
一人でうんうん悩んでいると、イケメグが私の手を引っ張った。
「ほら、作戦考えるよ!!」
そう言うイケメグ。
……うん、分かったよ。作戦考えるくらいなら、あと練習くらいなら……良いよね、神様。
私は一人でそう納得して皆の輪に入った。