第14章 自律思考固定砲台の転校生
5時間目。
やっと今日が終わる……。
まあ自律思考固定砲台…律、の攻撃は止まないんだけど。
「続いて攻撃に入ります」
無機質な声がまたも響く。
……さっきより、銃弾増えてるな。
飛ぶ方向もマチマチになって、殺せんせーが対応しきれなくなっている。
銃も……これ何門あるんだろう。
横から見ると片面しか見えないけど……かなりあるっぽいよなあ。
殺せんせーの授業もなかなか進まない。
皆の精神もそろそろ限界だ。
「……ぶない!!」
「え?」
私は茅野ちゃんから聞こえた声にすぐ反応することが出来なかった。
増やされた銃弾が、黒板に跳ね返ってかなりのスピードで私に向かってくる。
「!!?」
私は咄嗟に顔を手で隠したのだが。