• テキストサイズ

【トリップ】全てを知っている私が!【暗殺教室】

第14章 自律思考固定砲台の転校生




殺せんせーはさも当然のように避ける。

マンガではスローだったけど……チョークで思い切り弾いてるのが何となくでしか見えない。


は、はやっ!!



「ショットガン4門、機関銃2門。濃密な弾幕ですが、ここの生徒は当たり前にやってますよ」

銃弾がバチバチと黒板に当たる最中に殺せんせーの声だけが透き通るように聞こえる。みんなも各々目を隠したり顔を背けたりで対応。


「それと、授業中の発砲は禁止ですよ」

殺せんせーの言葉に、銃をしまう自律思考固定砲台。


「気を付けます。続けて攻撃に移ります」

ブゥン、という機械独特の音が響く。

「弾道再計算、射角修正。自己進化フェイズ5‐28‐02に移行」

……彼女は、進化する。

私は頭の中で反芻した。


AIも、構造も、自らの手で。




もう1度銃を向ける自律思考固定砲台。舐めた顔をしている殺せんせー。


「…………こりませんねぇ」



殺せんせーは笑顔で銃を見つめた。

/ 492ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp