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$赤司君の一目惚れは訳ありの秘密を持つ美少女$‐赤司落ち‐

第3章 ジェシカ





赤司君の低い声にきーちゃんのキレた目付き。



みな、もぅ・・バスケどころではなかっただろう。










「赤司っちには関係ないことっす。俺は今リカっちと話がしたいだけっすから。いくっすよ・・」




「ちょ!?きーちゃん!!?」











その言葉だけ残してきーちゃんは私の腕を強く握って中庭に引っ張ってくれた。





あたしはきーちゃんにまで心配をかけたのか・・
















「待て!!」











けど、その握られた手は強く、あんなに振り向いてた赤司君の言葉さえも聞こえないほどきーちゃんの手には強く、優しく・・きーちゃんの背中もたくましく見えてしまった。

















中庭ー・・









「きーちゃん・・なんであんな事・・」








私は中庭につれてこられ無口のままなにも開かないきーちゃんに尋ねた。







「見てられないんすよ・・あんなリカっち・・・」













・・・え












「赤司っちが好きなのにどうしてあんな笑顔でいられるんすか!!?どうしてあんなに優しいんすか!?・・俺は・・俺は・・っあんな辛そうなリカっちは見てられないだよ・・・・っ」













あたしはなにをやってるんだ・・










ジェシカちゃんには正々堂々と戦うといいながら影でジェシカちゃんみたいに赤司君に接触られない自分に悲しくなり・・





そんな自分を表にだし皆に心配かけて・・










きーちゃんに・・










「・・・・っ」









こんな顔をさせてしまって・・














駄目じゃないか・・









あの時と一緒・・













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