$赤司君の一目惚れは訳ありの秘密を持つ美少女$‐赤司落ち‐
第3章 ジェシカ
赤司said
俺はあれからリカと1度も喋ってない。
それに・・
「お疲れ様です!」
リカじゃないジェシカがよこにいる。
ジェシカは他の女とは違うリカみたいに笑顔が可愛いし、優しいし、俺がリカを好きじゃなければ多分・・
ジェシカを好きになってたんだろうなぁ・・
けど、やはりリカじゃなきゃ駄目なんだ。
だが、俺も臆病な男だ。
ジェシカを突き放し、今すぐでも,リカの傍にいてやりたい。
けど、ジェシカを突き放せないのが現状。
俺はリカがいつでも横にいたのが当たり前になり付き合ってもいないのに舞い上がったりして・・
俺は怖かったんだろ・・リカが他の男にとられるのが・・
だからキスなんてしたんだ。
だから抱き締めたんだ。
リカが好きなら反面、手放したくなかったから・・
だが、恐れていた事が起こった。
「ちょっと、来るッス!!」
涼太がリカを半ば強引に引っ張り連れ出そうとしていた。
俺は無意識に体が動き・・
「涼太、なにをしている・・」
低い声で告げた。
涼太もわかっていたんだろ・・リカの思いを・・
「・・あか・・しく・・ん」
ひさびさに聞いた・・リカの言葉だった。