第4章 Be with you
そう言えば相葉ちゃんと3人で飲むことないなぁ。
いつも5人での仕事の後は俺が行くってなると翔くんが他のメンバーも誘う。
松潤は空いてれば来るし、ニノもたまにだけど来る。
だから俺と翔くんプラス松潤かニノの3人で飲むってことはあるんだけど、相葉ちゃんは仕事のタイミングなのか一人でってことがない。
相葉ちゃんが参加するときはいつもニノもいるんだよなぁ。
まぁ、いいんだけど。
「私も帰りますね
お先です」
荷物を持ってニノが立ち上がった。
「あっ、待ってニノ!
駐車場まで一緒に行こっ!」
慌てて相葉ちゃんが帰る用意をしてる。
「早く行きますよ!」
相葉ちゃんを待たずに歩き出し楽屋を出ていくニノ。
「「お疲れ~!」」
俺と翔くんが後から声をかけた。
「待ってってば~!」
相葉ちゃんが走って追いかけた。
「容赦ねぇな、ニノ」
俺が呟くと翔くんが可笑しそうに笑った。
「大丈夫だよ、どうせ廊下で待ってるんだから」
「はっ?なんで?」
「さぁ?」
惚けた?まぁ、ニノはいつも相葉ちゃんからかって遊んでるしなぁ。
「智くん、ちょっと待っててね?
今お店予約するから」
携帯を取り出した。
「ありがと!」
いつも誘ってくれるのは翔くん、お店予約してくれるのも翔くん。
迷惑かけてるのかなぁ、とも思うんだけど最近はこの生活に慣れて寂しさが半減したせいかやめられないんだよな~。