第16章 リフレイン
大「知らない…」
二「20年くらい前からですよ」
大「20年っ⁉20年って嵐が結成した頃?」
そんな昔から翔ちゃんは俺の事好きでいてくれた?
二「そうです。そして潤くんが翔さんを好きだったのもその頃です」
大「マジでっ?」
二「マジですよ、俺も気付いてましたから。でもあの時は何も出来なかった。嵐の関係を壊したくなかったから。でもね、今回、潤くんが後輩たちの事で俺に相談してきたとき、もうひとつ相談されたんです。『そろそろあのふたり、なんとか出来ないかな』って」
大「松潤が?」
二「はい。潤くんがそう望んだから俺も手を貸そうと思ったんです。だからあなたと翔さんが上手くいったのは潤くんのお陰なんですよ?」
松潤がそんな事考えてくれてたなんて…
大「ごめん…松潤…」
松潤に向かって頭を下げた。
松「あのさ、俺が聞きたいのは謝罪の言葉じゃないんだよね」
大「え?」
頭をあげると松潤は真剣な顔をして俺を見つめてた。
松「俺が聞きたいのは、リーダーが翔くんの事をちゃんと幸せにしてくれるかどうかなんだよ」
櫻「松潤、心配してくれるのは嬉しいけど、智くんにそれを聞くのは間違ってるよ。俺、智くんに幸せにして貰おうなんて思ってない。想いが通じただけで十分なんだよ?」
松「翔くんがそう思ってても、俺は納得できないから。翔くんを幸せに出来ないヤツに翔くんを任せられない」
そうだよな…俺よりも先に翔ちゃんの事を好きになったのに、ずっと言わずに見守ってくれてたんだから、俺がちゃんと気持ちを示さないと松潤に申し訳ない。
大「松潤…俺、翔ちゃんのこと絶対幸せにするから。だから翔ちゃんを俺に任せてください」
松潤に向かってもう一度頭を下げた。
櫻「智くん…」
松「OK、リーダー。その言葉信じるよ。やるときゃやる男だもんな?リーダーは」
大「おう!任せとけ。昨夜も今朝も俺、すっげぇ頑張ったんだぞ。翔ちゃんのこと気持ちよくしてあげたくて」
櫻「さっ、智くんっ!」
翔ちゃんが真っ赤な顔をして叫んだ。
相「朝から?さすが大ちゃん!ヤるときゃヤる男だねっ!」
二「…バカ」
松「翔くん、やっぱ俺にしとく?」
松潤には悪いけど、翔ちゃんを可愛く啼かせられるのは俺だけだよ。ね?翔ちゃん♪
おわり