第4章 Be with you
「智くん今日はどうする?」
「ん~、行く!」
最近、翔くんと仕事終わりに飲みに行くことが増えた。
『夜寂しいんだよね~』なんてポロっと言ったら
『じゃあ、飲みに行こうよ』って翔くんが誘ってくれてそれ以降チョイチョイ出かけるようになった。
「みんなは?」
翔くんが他のメンバーに声をかけた。
「あ~、ごめん俺今日先約入ってて
もう行かないと」
松潤が申し訳なさそうに手を合わせた。
「あぁ、いいよ。気にするな。お疲れ~!」
「じゃ、お先!」
「お疲れさまです」
「「お疲れ~」」
「で、ニノはどうする?」
「私は遠慮します
やりたいゲームがあるので」
「そっか、じゃあまた今度
相葉くんは仕事あったよね?」
「うん、まだ打ち合わせが残ってる」
「じゃあ、終わってから来れば?」
俺が声をかけた。
「あ~、えっと、どうしよっかなぁ…」
迷ってる感じの相葉ちゃん。
なんだ?空気がピリッとした?
「ふふっ、いいよ無理じゃなくて」
翔くんが助け船を出した。
「あっ、じゃあ次の機会で」
あ、空気が弛んだ…
翔くんがソファーに座ってるニノの方に歩いていった。
「恐いな~、ニノ」
「なんです?
私はなにも…」
「はいはい」
微笑んだ翔くんがニノの頭をポンポンと叩いた。
ニノの顔が少し赤い…?