第3章 One Love
5人でのレギュラー番組収録の日、終わってから翔くんと食事に行く約束をしていた。
「智くん行こっか?」
「うん」
「翔ちゃんと大ちゃん、デート?」
「うん、御飯食べに行く」
「リーダー嬉しそうだな」
「そんなことないよ」
「え~、だって目がキラキラしてるよ?」
相葉ちゃんに言われて恥ずかしくなった。
「顔赤っ!」
「松潤もういいから、あんま智くんからかうなよ」
「へ~い」
「いってらっしゃーい」
「大野さん楽しんできてね~」
みんなに見送られて楽屋を出た。
今日は翔くんが車で来て乗せていってくれることになっている。
翔くんの車初めてなんだよな~。
助手席に乗るなんてドキドキ…
「さぁ、どうぞ」
車のドアを開けてエスコートしてくれる。
それだけでも見とれてしまう。格好いいなぁ…
「智くん?」
「あ、ありがと…」
慌てて椅子に座った。
「じゃあ行きますか」
車を運転する翔くんも格好いいなぁ…
チラチラと見ていたら
「智くん、そんな見られたら恥ずかしいんだけど…」
あっ、バレてた…
「ごめん…」
「いいんだけど、照れるから…」
「嬉しくて、久し振りのふたりきりだし
車で出かけるのも初めてだし」
「俺も嬉しいよ」