第3章 One Love
慌てて話題を変えるように今日1番衝撃を受けた話を口にした。
「そ、そう言えばさニノと松潤っていつから付き合ってたの?
全然知らなくてビックリしたんだけど」
「3年になるんじゃない?
あのふたりは隠すの上手いからわからなくても仕方ないよ」
「そんなになるんだ…
不自然なところなかったよなぁ」
「松潤は片想いしてるときも静かに見守ってる感じだったからニノも気がついてなかったし」
「へ~、攻めるタイプかと思ってた」
「見た目はね
でもだからこそニノを任せられたんだよ
今は尻に敷かれてる」
もう一つ気になったことを聞く。
「……翔くんさニノと何にもなかったの?」
「…けほっ!」
コーヒーを飲もうとしていた翔くんがむせた。
「なにかあった?」
「ないないっ!あったら松潤に殺されるし」
「…なんで慌ててるの?
怪しい~」
「急に変なこと聞くから!
…俺、お風呂の準備してくるね」
「へっ?」
「だって湿布張り直してくれるんでしょ?
だったらお風呂入らないと」
「あ、そっか…」
「なにか期待した?」
「っ⁉してないよ!」
「大丈夫
今日は襲わないよ
先生に安静にしなさいって言われたでしょ?」
笑いなからリビングを出ていった。
なんだよ、今日は、って?
でも付き合うってそういうことだよな…
今まで考えたことなかった…
どうすればいいんだろう…