• テキストサイズ

片恋 《気象系BL》

第3章 One Love


「よかったですね?大野さん」

「ありがとう、ニノ」

「私は恩返しをしただけですよ」

「恩返し?」

「私を振った人に幸せになってほしくて」

にこっと大野さんに笑いかけた。

「…えー⁉ニノのこと振ったのって翔くんなのっ⁉」

「そうですよ?」

「ニノ、もういいから…」

翔さんはばつの悪そうな顔をした。

「ほんと、翔ちゃんて男泣かせだよねぇ」

「そんなことないしっ!」

「マジで、同じグループに2人もなんて
たらしだねぇ」

潤くんがチャチャを入れる。

「お前は恩を仇で返すのか!」

「はぁ?翔くんに言われなくても自分でカズ手にいれられたしっ!」

「なんだと?」

「なんだよ?」

「元カレと今カレで喧嘩しないでよ」

「相葉さん、元カレではないです
翔さんとは付き合っていないので」

それまで話に入ってなかった大野さんが割り込んできた。

「え、えっ?ちょっとまって!
ニノの恋人って松潤なの⁉」

「あぁ、大野さんには言ってなかったですね
そうですよ、私の最愛の恋人は潤くんです」

潤くんに向かってそう言うと、潤くんは嬉しそうに俺を抱きしめて頬にキスをしてくれた。

「マジかぁ…
なんか今日は色々有りすぎて頭がついていかない…」
/ 592ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp