第3章 One Love
翔さんには悪いけどなんとかあの2人を止めないと。
「俺、そろそろ帰るな」
「えっ?泊まってってよ」
「2人の時間の邪魔できないよ~
じゃあな、ごちそうさん!」
引き留める間もなく帰って行ってしまった。
これ以上話すことはないと言われているみたいだ。
部屋を片付けお風呂を済ませベッドの中で潤くんと話す。
「…潤くんはどう思います?」
「翔くんが言ってることはわかるよ?
でも翔くんがそこまで背負うことなのかな?
みんなの幸せが翔くんの犠牲の上で成り立ってるみたいな…」
「…そうなんですよね
でも翔さん本人が犠牲になってると思っていないんですよね?」
「難しいな~
3人とも大切なメンバーだから」
「ですね…」
「俺たちから翔くんの気持ちを教えるわけにいかないし」
「今日相葉さんがどこまで動くかですね…」
「相葉くんは行動が読めないからな~」
「大野さんに探りを入れますか」
「そうだな」
「翔さんには幸せになってもらわないと」
「………」
あれ?潤くん、黙り込んじゃった?
「カズ…」
「ん?」
潤くんが上半身を起こし見つめる。
「あんまり翔さん翔さん言われるとさすがに俺も妬くよ?」
「ん、ごめんね
でもさっきも言ったけど潤くんが1番だから…」
「うん、わかってるよ
こんなことするのも俺だけでしょ?」
と言うと甘い甘いキスをくれた。
今夜も潤くんの大きな愛で蕩けさせてね…