第16章 リフレイン
『ガチャっ』
ドアが開くとサングラスをした松潤が姿を見せた。
松「おはよ~。どうしたの?翔くんの声、外にまで聞こえてたよ?」
二「おはようございます、潤くん」
相「おっはよ~、松潤。いやね、昨夜大ちゃんからエッチの仕方教えて欲しいって電話があって教えてあげたの。そしたら翔ちゃんがなんで詳しいんだって驚いてて」
松潤はテーブルに荷物を置き、苦笑いしながら俺とは逆側の翔くんの隣に座った。
松「あー、なるほどね。翔くんはふたりの関係知らないから」
櫻「へ…ふたりの関係?」
松「ニノと相葉くん、大分前から付き合ってるよ」
櫻「……えーっっ!」
松「そんなに驚かなくても…」
櫻「いやっ!驚くだろっ!松潤いつから知ってたんだよ!」
松「ん~、5年くらい前?付き合い出したのはもっと前みたいだけど」
櫻「…5年前…」
翔ちゃんが呆然としている。
大「驚くだろ?俺も初めて聞いた時、すっげぇ驚いたもん」
松「ふたりとも超鈍いもんなぁ」
相「だよねぇ~。松潤が翔ちゃんのこと好きだったのも気が付いてなかったんでしょ?あんなにラブラブ光線送ってたのに」
二「あいばかっ!」
大「はあっ⁉」
松潤が翔ちゃんを好きだった?なんだそれ?聞いてないぞ!
相「あっ!ごめんっ!言っちゃ駄目だった?松潤が翔ちゃんにコクったって言ってたからもういいのかと…」