第16章 リフレイン
二「とりあえず部屋の中に入りなさいよ。いくら仲のいい嵐でも可愛いの連発は怪しまれますから」
苦笑したニノが部屋のドアを開けた。部屋に入り椅子に座ると早速スマホを取り出しゲームを始めるニノ。
俺は翔ちゃんが座った隣の椅子を陣取った。
二「翔さん、体大丈夫ですか?」
櫻「えっ⁉」
二「昨夜大野さんから電話貰ったんですけど、村を守ってる最中で出られなかったんですよ。相葉さんに代わりに出て貰ったら、とんでもない事をそのおじさんに伝えたみたいで。
ほんとすみません、おバカなふたりが」
櫻「ええっ⁉」
大「おバカ言うなっ!」
相「酷いっ!ニノ」
櫻「ちょっと待って!昨日智くんに色々アドバイスしたのって相葉くんなの?」
相「そうだよ~。大ちゃんが『入らないけど、どうすりゃいいんだ?』って聞くからさぁ、要点だけ教えてあげたんだぁ」
大「助かったよ、相葉ちゃん。夜遅くに悪かったな」
相「いやいや、ふたりが幸せになるためだもん。それに俺もニノのゲーム終わるまで暇してたし、丁度良かったよ」
二「でもオリーブオイルって…何か他のもの無かったんですか?あいばかさん」
相「だって大ちゃん家なら絶対にオリーブオイルあると思ったからさぁ」
二「それはそうでしょうけども…」
大「そんなに相葉ちゃん責めるなよ。もとはと言えばお前が電話に出ないでゲームやってたのが原因なんだぞ?」
二「まさかいきなりそんなこと相談されるとは思ってなかったんですからしょうがないじゃないですか」
櫻「ちょっ、ちょっと!ニノと相葉くんはなんでそんなすんなり受け止めてんの?ってか、なんで智くんはニノに相談しようとしたの?なんでふたりとも男同士のエッチの仕方に詳しいの⁉」