• テキストサイズ

片恋 《気象系BL》

第16章 リフレイン


〈おまけ 楽屋のナイショ噺〉

その日の仕事はライブの打ち合わせ。

優しくするなんて言ったはいいが、結局あの後、優しくなんかしてあげられなかった。

思いっきり疲れきった翔ちゃんを心配しながらミーティングルームへ向かう。

大「翔ちゃん、ごめんね」

櫻「もういいから…俺も止められなかったし」

翔ちゃんが少し頬をピンクに染めはにかんだ。

大「ねぇねぇ、それって気持ち良かったってこと?」

櫻「…そういうことハッキリ聞くなよ…」

真っ赤に染まった顔は肯定の意味と捉えていいんだよな。

大「翔ちゃん、可愛い」

櫻「あのさ、それ止めない?」

大「なんで?可愛いから可愛いって言ってんじゃん。何が悪いの?」

櫻「そう言って貰えるのは嬉しいんだけど、いい年したおじさんふたりが可笑しいでしょ?」

大「年なんて関係ないよ、翔ちゃんは何歳になっても可愛いよ?」

櫻「そんなことないよ」

大「いーや、可愛い。俺がそう思うんだから可愛いのっ!」

櫻「でもね…」

大「可愛いっ、可愛いっ、可愛いっ」

櫻「智くん…」

困り顔してる翔ちゃんも可愛いっ。

二「なに騒いでるんです、おじさん。翔さんが困ってるじゃないですか」

大「あ、おはよ。ニノ、相葉ちゃん」

相「おはよ。大ちゃん、翔ちゃん」

振り返ると、爽やかなスマイルを見せる相葉ちゃんと、呆れ顔のニノが後ろに立っていた。

二「おはようございます」

櫻「おはよ」
/ 592ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp