第3章 One Love
「いいよ」
「ほんとっ?やったー!」
嬉しそうに笑う相葉ちゃん。
感情表現が素直だな。
羨ましいよ…
「じゃあさ、今日は?この後仕事ないでしょ?」
「うん」
「決まりねっ!」
若干強引に話を進められたけどまっいっかぁ。
「おはよー!」
「おはようござます」
翔くんとニノが一緒に楽屋に入ってきた。
「おはよ」
「おはよー‼
なに2人一緒に来たの?」
「違いますよ
翔さんが女優に捕まって困ってるみたいだったんで無理やり引っ張ってきたんですよ」
ニノが荷物を置きながら呆れた感じで言った。
「助かったよ
なかなか解放して貰えなくて」
翔くんが苦笑いをする。
「翔さんは人が良すぎるんですよ!」
ニノ、怒ってる?
前々から思ってたけどニノも翔くんのこと好きなのかなぁ?
「そんなことないって…」
「そんなことあります!」
このまま続けても分がないと思ったのか翔くんは肩をすぼめてそのまま話を止めた。
その後松潤も来て、5人揃ったからメイクを済ませスタジオに向かった。
「相葉さんご機嫌じゃないですか?
何かいいことありました?」
「ん~、あったと言うかこれからある?」
「何ですかそれ?」
後を歩いてるニノと相葉くんの話が聞こえる。
「ナ・イ・ショ!」
「そのニヤケ顔気持ち悪いんですけど!」
「なんとでも言え!」