第13章 pray
「あっ、あ、あ…んぁ…あぁ…」
智くんの動きに合わせて喘ぎ声が止まらない…こんな気持ちいいなんて思わなかった。
智くんの動きが段々と激しくなって来る。
「ああぁっ!さとっ!」
ギリギリまで引き抜かれた中心が一気に最奥まで貫かれると背中が仰け反った。
「はぁ、はぁ…ん…」
「はぁ…しょ、おくん…大、丈夫?」
智くんの手が額に掛かる前髪を撫で上げてくれる。
「ん…だ、い丈、夫…」
「ご、めん…はじめて、なのに…キツいよな…」
小さく首を横に振った。
「大丈夫、だってば…それに…」
「それに?」
「…ここで止められた方がキツい…智くんも、でしょ?」
「それはそうだけど…」
「ほんとに大丈夫だから…」
智くんの顔をじっと見つめると智くんも見つめ返してきて暫くするとふっと、笑った。
「…後悔するなよ?」
「うん、しない…」
俺も笑い返した。
智くんは俺の脚を抱え直すと今度ははじめからガツガツと腰を打ち込んでくる。
「あっ、はっ…あぁ…」
智くんを受け入れるだけで精一杯で頭の中が真っ白になっていく。
「あぁ、さと、しく…も、イッ、ちゃ…」
「ん、俺も…一緒に、イこ?」
智くんの右手が俺の中心を握ると腰を送るのと同じリズムで擦ってきた。激しい刺激に堪えられず背中が思いっきり仰け反る。
「あぁっ、そ、れ…やぁっ!」
「大丈夫、一緒にイクんだろ?」
智くんがグイッと奥深くに入り込んでくるとある一点を擦り身体に電気が走った。
「ああっ、あ、や、ぁ、さとぉっ!」
「うぁっ、しょぉ、く…スゲェ締まった…」
「あぁ!そ、こ…ダメッ!も、イ、ク…!ああぁっ!」
身体が痙攣したかの様に硬直し熱が吐き出された。
「うっ、はぁっ…」
智くんも動きを止めるとビクビクと身体を振るわせ熱を吐き出したみたいだ。