第10章 always
「松潤、大丈夫そうだね…」
翔くんも松潤の様子を見て安心したようだ。
「うん、ニノと相葉ちゃんがどんな話したのか聞いてみたいな」
「ふふっ、そうだね」
「さ、翔くんもう休もうね?」
「もう大丈夫なんだけどなぁ」
翔くんがちょっと拗ねた表情をする…
「そんな可愛い顔しても駄目だよ?
明日があるんだからね?」
途端に翔くんの顔が紅くなった。
「『可愛い』って何だよ…
そんなつもりないから」
「はいはい、俺の目が悪いんだよ…
翔くんがどんな表情しても可愛く見えちゃうんだから」
そう言ったら翔くんは益々赤くなってベッドに行き布団に潜りこんだ。
「もう寝る…おやすみ…」
「ははっ、おやすみ」
翔くんはガバッと起き上がると
「なんで笑ってんの」
剥れてそう言うけどそれもまた可愛い…
「照れてる翔くんが可愛いなぁって…」
「…もういいよ」
再び布団に潜りこんだ…
布団をポンポンと叩き
「ごめんね翔くん、もう言わないから顔出して?」
そ~っと顔を出す翔くんのおでこにチュッとキスを落とした。
「おやすみ、翔くん…」
翔くんは嬉しそうに微笑んで目を閉じた。
口では大丈夫なんて言ってたけど
すぐに翔くんの寝息が聞こえ始めた。
やっぱ疲れてるよなぁ…
翔くんの柔らかい髪をそっと撫でると幸せそうな微笑みを浮かべる。
もう少し翔くんの寝顔を見てから部屋に戻ろう…
ベッドの下に座り翔くんの寝顔を眺めていた。