第2章 Kiss からはじめよう
「ほんとに世話の妬ける人たちですね」
「なんであんなにビビってんだろ?
どうみてもさ、翔くんリーダーのこと好きだろ?」
「厄介なのは本人が気付いてないことなんですよね~」
「だから時間掛けてんだね?」
「翔さん鈍感だから」
「翔くん狙いの奴なんて山程いたのにリーダーが全部排除したもんな~」
「大変だったよねぇ
そろそろ大ちゃんには幸せになって欲しいな?」
「大丈夫でしょ?
最近は大野さんの家に泊まること多いみたいですよ」
「逆にそれ辛くないか⁉
側に居るのに手出せないって」
「仏の大野さんだから
まぁ、寝てるときにチュウくらいはしてるかも?」
「それくらいは許してあげないとね」
なんて話を3人がしてるなんて知るよしもなく、いつもの様に智くんの家でまったりとしていた。
先にお風呂に入らせて貰い、ソファーに座っているとこれもいつもと一緒で智くんが
「先に寝ててね」
と、お風呂にむかった。
いつも布団に入ると眠気に負けて先に寝てしまうので、今日は智くんを待っていようとソファーの上で待っていた。
が、やはり眠気には勝てないようでうとうととしてきた。
寝ちゃうのは布団のせいじゃなかったのか…
なんて思いながら眠りに落ちていく…