• テキストサイズ

片恋 《気象系BL》

第10章 always


「皆お疲れ、遅くなってごめんね」

翔くんが前の仕事を終えて合流した。

「おはようございます、翔さん」

「おはよ、翔ちゃんお疲れさま」

今、松潤はまだスタッフのところにいる。話すなら今しかない。

「翔くん、お疲れさま。
早速で悪いんだけど、話があるんだ。ちょっといいかな?」

そう声を掛けると、思い当たるところがあるんだろう…ちょっと困ったような顔をした。

「…何かな?」

「翔くんも分かってるよね?松潤の様子がおかしいこと」

そう聞くと、翔くんは俺から目線を逸らした。

「…智くん、ごめん。今回は松潤の好きなようにやらせてあげてくれないかな?」

「なんで?何か理由があるなら、俺たちに話してくれればいいじゃん」
 
「…ごめんね。理由は言えないんだ…でも、嵐の為だから」

「どこが嵐の為なの?
相葉ちゃんもニノも、不信に思ってるよ?このままで良いとは思えないけど」

そう言うと、翔くんは相葉ちゃんとニノを見た。

「ごめんな、ふたりとも嫌な思いさせちゃって…
でも松潤も闘ってるから。今回だけは、あいつの好きにやらせて貰えないかな?
じゃないと、あいつ潰れちゃうかも…」

翔くんの表情が余りにも苦しそうだったから、俺も相葉ちゃんもニノも何も言えなかった。

そこへ松潤が戻って来た。

「あ、おはよ翔くん…ちょっといい?」

「…うん」

松潤の元へ向かう翔くん。

松潤の事も心配だけど、そんな顔して…翔くんは大丈夫?
/ 592ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp