第9章 言葉より大切なもの
《おまけの楽屋のナイショ噺》
翔くんは相当疲れてるようで
俺の隣に座ってたら、うとうとし始めたから、俺の肩に凭れかかるようにして眠らせた。
相変わらず松潤に膝枕され、腰を擦られ気持ち良さそうにしているニノ。
ガチャッ
相「おはよ~!」
元気な挨拶をしながら楽屋に入ってきた相葉ちゃん。
大「おはよ、相葉ちゃん」
松「おはよ、相葉くん」
二「煩いよ相葉さん。ちょっと静かにして」
相「なんだよ、挨拶しただけじゃん」
二「だから煩いってば、翔さん起きちゃうでしょ」
相「あれ、翔ちゃん寝てるの?」
大「あ、うん。ちょっと疲れてるみたい…」
相「そうなんだ…で?なんで大ちゃんに寄り掛かってるの?」
松「リーダーから離れたくないんでしょ」
相「え、なんで?…あれ?翔ちゃん、大ちゃんと腕組んでる」
気がつくと、いつの間にか俺の腕に腕を巻き付けていて、安心したような寝顔を見せる。
離せる訳ないよねぇ…と言うか、俺がこのままでいたいし。
だって、こんなに幸せそうな顔して寝てたらさぁ、もう天使だよ?
誰に見られたって構わない…イヤ、構うか…
他の奴に、こんな可愛い翔くんを見せたくはない…
けど、松潤にはニノがいるし、相葉ちゃんも翔くんにそういった感情は持ってないだろうし
メンバーだからまぁいいか。