• テキストサイズ

片恋 《気象系BL》

第9章 言葉より大切なもの


智くんが俺の事を好き、しかもラブの方だと言う。

俺、智くんに対してそんな風に想ったことないし…

どうしよう…

「翔くん…大丈夫?」

智くんが心配そうに顔を覗いてきた。

「あ、うん、大丈夫だけど…」

「…ごめん、言うつもりなかったんだけど、つい勢いで…びっくりしたよね、突然言われて」

智くんが眉毛を寄せて困り顔をした。

俺は頷くことしか出来なくて…

「でもさぁ、突然って言うけどリーダーだいぶ分かりやすかったよ
あれで分からないなんてさぁ、翔くんにも問題ありでしょ」

「翔さん、自分の事だと鈍くなっちゃうんだよねぇ
俺の事はすぐ分かったのに」

「あ~、それ言われたら俺もかぁ
ニノの気持ち気づけなかったし」

「潤くんの場合は俺が分かりづらくしちゃってたから」

「ん~、でもさぁ、俺、自分の気持ちも分かってなかったから、ごめんなニノ」

「ううん、潤くんがあんな風に思ってたなんて…俺こそごめんね」

ニノと松潤が微笑み合って話してる。

「あの~、ふたりはどこまで話が進んだの?」

恐る恐る聞いてみた。

「あ~、俺たち付き合うことにした
なぁ、ニノ」

「うん…」

恥ずかしそうに頷くニノ。

この短時間に一体何が…
/ 592ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp