第2章 Kiss からはじめよう
その後の収録も無事終わり楽屋に戻ってきた。
「大ちゃん大丈夫だった~?」
「んっ?」
「転んでたじゃん」
「大丈夫でしょ?わざとなんですから」
「わざとっ⁉なんで⁉」
「……」
智くんが答えずにいる。確かになんで?
「あ~、なるほどね~」
松潤がニヤニヤして納得っと言う感じだ。
「あっ!そう言うこと!」
相葉くんも納得したようだ。
「大野さん、健気ですよね~?」
なんだよ、3人して。
全然わかんないんだけど。
「なに?どう言うこと?」
堪らず聞いてみた。
「あ~、翔くんはわからなくていいかな?」
「そうだね~」
「まぁ、我々から言うことではないですよね」
「………」
ん~、一人だけ仲間外れにされた気分。
表情に出てしまったようで
「そんな顔しないでください
いずれわかりますよ
ねっ、大野さん?」
ニノが智くんに話を振る。
「………」
それでも智くんは答えない。
なんだろ?そんなに言いづらいことなのかな?
「俺もう帰るね~
早く家で休みたい、お先~!」
「お疲れさま~
さぁ、相葉さん我々は次の仕事行きますよ」
「OK!
翔ちゃんは上がり?」
「うん、今日はもうないよ」
「そっか、お疲れ~!
じゃあ、大ちゃん頑張ってね~」
「余計なこと言わない
お疲れさまでした」
2人が楽屋を出ていった。