• テキストサイズ

片恋 《気象系BL》

第8章 とまどいながら


「え~?いつ?」

「ニノに相談したのがあのゲームをクリアした日だな
ニノが中々クリア出来ないって騒いでたゲームあったじゃん
それまでは忙しいって相手にしてくれなかったから」

「あー、あの時ね
そうなんだよ、あのゲームのせいでさぁニノが相手にしてくれなくて
暇だから翔ちゃんとよく話してた」

「え?ってことはさぁ、事の発端ってニノのゲームのせいなんじゃ…」

潤くんの一言でみんなが一斉に俺を見た。

嘘だろ?まさかあれが始まりなの?

「ニノ、暫く楽屋でゲーム禁止ね」

大野さんから言われてしまったが今回はしょうがない。

「わかりましたよ」

「スッキリ解決出来て良かったな
でもさぁ、あんま見せつけんなよ~」

「分かってるよ、仕事にプライベートは持ち込まないよ」

「さすが大野さん、嵐のリーダーだけありますね
有言実行でお願いしますよ」

目を細めて大野さんを見た。

「なんだよ、その疑いの目は…」

「さぁ、ただ今朝早く来てたなぁって思っただけです」

「いいだろ、まだ誰も来てないんだから」

「智くん…」

「それって何かしてたってこと?」

潤くんは興味津々みたいだ。

さっきまで見せつけんななんて言ってたのに…

「朝の挨拶だけだよ」

「なんだぁ、つまんねぇ」

「ねぇ、ニノもう帰ろうよ~」

「お、相葉くんが我慢の限界か」

だからなんで潤くんが楽しそうなんだよ…

「はい、はい、行きますよ
それではお疲れ様でした」

「じゃあ皆お疲れ~」

「明日ライブの打ち合わせだから遅れんなよ~」

潤くんの声を聞きながら楽屋を後にした。
/ 592ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp