第8章 とまどいながら
<ニノサイド>
ほんとにもぉあの人は困った人だ…
確かにね?最近かまってあげてなかったけど、それでどうして俺と大野さんの仲を疑うのか…
気になるなら直接聞いてくればいいのに。
大野さんといい相葉さんといいなんで聞くことができないんでしょう…
ふたりとも意外とビビりなんですね。
「ニノってどうしてそんなに冷静に物事判断できるの?
相葉くんのこともよく分かってるし」
翔さんが驚きながら聞いてくれるから
「相葉さんはね、付き合い長いですし分かりやすいから
冷静な判断はゲームで培ったものですかね?」
「ははっ、またそんなこと言って
俺は駄目だなぁ…
智くんのことになると冷静になんてみられない…」
翔さんが哀しそうな顔をする。
「ほんとにごめんね?翔さん
今回の翔さんに関しては見抜けなかった
私もまだまだって事ですね」
「ニノは何も悪くないよ
俺が智くんへの気持ち隠してたんだし
キスマークのことだってあくまでも俺と相葉くんのやり取りのなかで起こったことで俺の仕事に対しての自覚の無さを智くんは怒ったんだから」
あぁ、そうか、翔さんはまだ大野さんが翔さんのこと好きなこと気がついて無いんだ。
翔さんも鈍いよなぁ…
大野さんがあんな風にキレるの翔さんがらみだけなのに…