第7章 turth
そう言うことか…
翔くんの躊躇いとニノの疑いの目。
正直そこまで考えてなかった。
翔くんと一緒にいられればいいと思ってたんだけど…
確かに今までの実績を考えれば疑われても仕方ない…
それに実際ふたりきりになればそういう気分になるかもしれないし…
これはありがたく受け取っておこう。
今日使わないにしてもいずれ使うよね?
「相葉ちゃんありがと、ニノにもありがとうって言っておいて」
相葉ちゃんはにこって笑って
「翔ちゃんのこと大切にしてあげてね」
できないウィンクを無理矢理してみせた。
相葉ちゃんに貰った物をポケットに突っ込んで翔くんの元へ戻る。
でも翔くんに下心あるように思われるのもやだな…それ目的なんて思ってなかったし。
純粋に翔くんと一緒にいたかっただけだし…
う~ん、どうしよ?翔くんにもう一度聞くか…
「翔くん、どうする?
家が嫌ならどこかお店行こうか?」
「ううん、嫌じゃないよ
智くんの家、お邪魔させて?」
翔くんの照れたような笑顔にドキっとした。
変に意識してしまったせいか急にドギマギしてしまう。
翔くんはどう考えてるんだろう…
翔くんを家に誘ったのそういう意味だと思われてるのかな…