第7章 turth
<大野サイド>
恥ずかしがる翔くんを説得してメンバーにちゃんと報告することにした。
ニノと相葉ちゃんはもう知ってるよ、って教えたら『なんで?』『どうして?』って動揺しまくり。
冷静装って新聞読んでるフリしてるけど逆さまだし…
教えてあげようかなぁ、と思ってたら3人が来ちゃった。
「おはようございます」
「おはよー!」
「……おはよ…」
あ~あ、松潤気まずそう…
「おはよ…」
翔くんも新聞で顔隠しちゃってるし…
「おはよ!松潤、ごめんね?」
「あぁ…うん…」
曖昧な返事を返してくる松潤。
まぁ、みんながみんな認めてくれるとは思ってないけど、だからと言って翔くんとのこと隠しておきたくないし。
「松潤、俺ね翔くんのこと好きなんだ」
その言葉を聞いてやっと松潤が顔をあげてくれた。
「…うん」
「でさ、翔くんに気持ち伝えて付き合うことになった
みんなには隠しておきたくないから言っておくね
認めてくれるかどうかわからないけど、こそこそしたくないし…
嫌な思いさせるかも知れないけどその時ははっきり言って
絶対別れないけど、不快な思いはさせないように気を付けるから」
話を聞き終わって松潤が微笑んだ。
「全然嫌じゃないよ?
翔くんがリーダーのこと好きなのはわかってたし、ただふたりが何も言ってくれないのが寂しいなぁって思ってただけだから
話してくれて嬉しいよ
ふたりともおめでと」