第5章 Don't you get it!
<翔サイド>
出された料理はどれも美味しくて、完全プライベートなせいかお酒もいつもより進んだ。
食事が終わりお酒とつまみを残し食べたものが片付けられた。
「すっごい食べた~!」
「旨かったな~!」
「ねぇ~!」
「おふたりに喜んで貰えてよかった」
「なんかさぁ、俺たちの方が楽しんじゃってない?」
「そんなことないよ
俺も旨いもの食べられてよかったし」
「ならいいけど」
今日一日楽しかったなぁ。
温泉も景色がよくて気持ち良かったし…
「もう一度お風呂入りたいな~」
「お酒飲んじゃってるから休んでからにしたら?」
松潤が提案してくれた。
「そうだね、結構飲んじゃったし少し休むわ」
「さっき布団敷いてってくれたから少し横になった方がいいんじゃないですか?」
「そこまでじゃないけど…」
「温泉だからのぼせやすいよ?」
確かにそうだな。
せっかくの温泉だからゆっくり堪能したいし…
「じゃあ、少し寝てくる」
「いってらっしゃ~い」
3人に送り出され布団の敷いてある部屋へ行き、布団に入った。
やっぱり結構飲んでいたようですぐに眠りに落ちた。
「…翔くん?」
どれくらい寝たんだろう、枕元で智くんの声が聞こえた。