第5章 Don't you get it!
「…大丈夫です」
「そっかよかった
もうすぐご飯だって」
ニコッと笑ってくれたから安心した、のに
「お前も大変だなぁ!
こんな性欲強いの彼氏にして」
なんて大野さんが言うから恥ずかしくて動けなくなった。
潤くんに肩を抱かれテーブルまで連れて行かれて座らされた。
「そんなことねぇよな?
誘ったのはカズだし」
「なに言って…!」
「へぇ!そうなんだぁ」
大野さんがニヤニヤしてる。
もう、恥ずかしすぎる!
翔さんを見ると翔さんも顔を赤くしてて…
ごめんね?翔さん、バカな男共が…
部屋のドアをノックする音が聞こえて潤くんがドアに向かう。
とりあえず話が打ち切られて助かった。
食事が運ばれて来た。
「うわ、旨そっ!」
かなり豪華な食事に翔さんのテンションも上がったようでよかった。
「でもさぁ、ニノなまもの大丈夫なの?」
不思議がる翔さん。
確かにいつもだったら選ばないメニューだけど、今回は大野さんを釣る餌だったからしょうがない。
「大丈夫ですよ?全く食べられないわけではないので」
「ん~、ならいいんだけど…」
「さ、新鮮な内に食べましょ?」
「日本酒頼んだけど、最初はビールでいい?」
潤くんがビールの瓶を持って聞いた。
「うん、いいよ~」
「俺も!」
みんなのグラスにビールを注いだ。
「じゃあ、リーダー乾杯して」
「おう!松潤!ニノ!誘ってくれてありがとう!
カンパ~イ!」
「「「カンパ~イ‼」」」