第5章 Don't you get it!
<ニノサイド>
「潤くん、意地悪だね?」
「先に言ってきたのはリーダーだぞ?」
「ふふっ、まぁそうだけど…」
「でも、今からあれじゃふたり付き合い出したら翔くん大変だぞ?」
「嫉妬の塊って?
潤くんも相当だけど?」
「可愛い過ぎるカズが悪い!
俺はいつも気が気じゃないんだから!」
「惚れた欲目ってやつだね?」
「そんなことない!
カズは本当に可愛いの!」
「はいはい、ありがと」
チュッと潤くんの頬にキスをした。
潤くんが静かに見つめてくる。
「カズ、俺運転疲れた、あっちで少し休も?」
立ち上がって腕を引かれた。
そのまま寝室に行く。
ベッドの縁に座った潤くんが両腕を広げる。
「カズ、癒して?」
潤くんの膝の上に座り腕を首に回す。
「お疲れ様」
そっと唇にキスをしてすぐに離れる。
「それだけ?」
ニコッと笑ってもう一度口付ける。
後頭部を押さえられ深い口づけに変わる。
「んっ、」
何度も何度も繰り返されるキスに体から力が抜けて行く…
優しくベッドに押し倒されてなおも続くキスに息があがる…
「はぁっ、んんっ!」
「やっぱり可愛いなぁカズ…」
艶っぽい目で見下ろされてゾクゾクする…
「…潤く、ん、、もっ、と…」
ふたりがいることを忘れ潤くんを求めた…